兵庫県宝塚市出身、身長145cmのフィギュアスケーター三浦璃来。2026年ミラノ五輪でSP5位から大逆転の金メダルを掴んだ彼女は、いったいどんな経歴をたどってきたのか。
三浦璃来の基本プロフィール|宝塚市出身・身長145cmの小さな巨人
三浦璃来は2001年生まれ、兵庫県宝塚市出身の24歳。ペア競技の女性スケーターとしても小柄な145cmの体格が、むしろ最大の武器になっている。
2001年12月17日生まれ、兵庫県宝塚市の少女がリンクに立つまで
三浦璃来は2001年12月17日、兵庫県宝塚市で生まれた。
宝塚といえば宝塚歌劇団のイメージが強いが、三浦が選んだ舞台はスケートリンクだった。
宝塚市の公式インタビューによれば、スケートを始めたのは5歳のとき。さらに精神力を鍛えるために空手も習っていたというから、小さな身体に宿る芯の強さは子どもの頃から養われていたわけだ。
身長145cm——ペア競技で「小ささ」が武器になる理由
三浦の身長は145cm。日本人女性の平均身長が約158cmだから、かなり小柄な部類に入る。
だが、ペア競技ではこの小ささがとんでもないアドバンテージになる。
リフトで高く上がる。スローイングジャンプで遠くまで飛ぶ。軽い身体は、空中での安定感に直結する。
パートナーの木原龍一(175cm)との身長差は30cm。この体格差が、ダイナミックな演技を可能にしている。
中京大学で学業と競技を両立、2022年には宝塚市から特別賞
三浦は中京大学スポーツ科学部に在籍しながら、カナダでの練習と並行して競技を続けた。
Wikipediaによれば2025年春に卒業。海外拠点での練習と大学の学業を両立させたのだから、なかなかの根性だ。
2022年には地元・宝塚市から特別賞を授与されている。宝塚が誇るスターは、歌劇団だけではない。

シングルからペアへ|5歳で始めたスケート人生と転向の決断
三浦はもともとシングルの選手だった。14歳でペアに転向し、2019年に木原龍一と運命的なペア結成。ここから「りくりゅう」の快進撃が始まる。
14歳でペア転向——シングルを捨てた少女の決断
三浦がペアに転向したのは2015年、14歳のときだ。
Olympics.comの選手紹介にもあるように、シングルからペアへの転向は簡単な話ではない。
ジャンプの技術は共通でも、リフトやスローイングは完全に別の技術体系だ。しかも相手がいなければ練習すらできない。
14歳の少女が「自分一人の世界」を手放して、「二人で一つ」の世界に飛び込んだ。この決断がなければ、金メダルは存在しなかった。
2019年、木原龍一とペア結成——「りくりゅう」誕生
ペア転向から4年、三浦は2019年に木原龍一とペアを結成する。
木原はすでにペア経験が豊富で、高橋成美とのペアで2012年世界選手権銅メダルの実績を持っていた。
18歳と27歳。9歳差のペアは当初、経験値に大きな差があった。
だが、三浦の身体能力と木原の経験がかみ合い始めると、成長スピードは尋常ではなかった。カナダに練習拠点を移し、文春オンラインが詳しく報じたように、二人三脚の日々がスタートした。
マネジメントはIMG——世界レベルのサポート体制
現在、三浦のマネジメントはIMGが担当している。
IMGといえば、錦織圭や大坂なおみも所属した世界最大級のスポーツマネジメント会社だ。
競技環境・練習拠点・メディア対応まで、世界基準のバックアップを受けている。宝塚市出身の145cmの選手が、ここまでの支援体制を勝ち取ったこと自体がすごい。

りくりゅうペアの主要戦績|世界選手権2度制覇からミラノ五輪金メダルへ
北京五輪で日本ペア初入賞を果たし、2022-2023シーズンには年間グランドスラムを達成。そしてミラノ五輪で世界歴代最高得点をたたき出して金メダル。「りくりゅう」の軌跡は、もはや日本フィギュア史に刻まれた。
2022年北京五輪——日本ペア「初入賞」の衝撃
りくりゅうが世界に名を知らしめた最初の舞台が、2022年の北京オリンピックだった。
ペア個人戦で7位入賞。日本人ペアとしてオリンピックで入賞したのは、これが史上初だった。
さらに団体戦では銀メダル獲得に貢献。ペア結成からわずか3年で五輪の舞台に立ち、結果を残した。
2022-2023シーズン、年間グランドスラム達成——世界選手権初優勝
北京五輪の翌シーズン、りくりゅうは文字通り「無双」した。
Olympics.comの選手紹介によれば、グランプリファイナル・四大陸選手権・世界選手権の主要3大会すべてで優勝。年間グランドスラム達成だ。
日本のペアが世界選手権で優勝するなど、数年前には誰も想像できなかった。2025年の世界選手権でも優勝し、世界チャンピオンは2度。
ミラノ五輪で大逆転金メダル——フリー世界歴代最高158.13点
そして迎えた2026年ミラノ・コルティナオリンピック。
SPを終えた時点で5位。正直、メダルは厳しいかと思った人も多かっただろう。
だがフリーで158.13点。世界歴代最高得点をたたき出した。合計231.24点で、大逆転の金メダル。
時事通信によれば、日本フィギュア界の五輪金メダルは平昌2018の羽生結弦以来。テレ東スポーツが報じたとおり、日本ペア史上初の金メダルだった。
なお、日本経済新聞が伝えているように、五輪後の2026年世界選手権は心身のコンディションを理由に出場を辞退している。あれだけの大逆転劇をやってのけた直後だ。心と身体を休める時間が必要なのは当然だろう。

・生年月日:2001年12月17日(24歳)
・出身:兵庫県宝塚市
・身長:145cm
・種目:フィギュアスケート(ペア)
・パートナー:木原龍一
・所属:IMG
・学歴:中京大学スポーツ科学部(2025年卒)
・主な戦績:2026年ミラノ五輪金メダル、世界選手権優勝2回(2023年・2025年)、2022年北京五輪団体銀メダル



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