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マイク・トラウトの経歴と年俸!怪我の全歴史

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エンゼルスのマイク・トラウトが、430億円の巨額契約を結んでから6年が過ぎた。MVP3回、オールスター11回。だが2021年以降、怪我で満足にプレーできていない。「史上最高の外野手」に何が起きたのか。

 

マイク・トラウトの経歴:MLB史上最高の外野手と呼ばれた男

2009年のドラフトで全体25位指名。そこから2019年までの10年間、トラウトはMLBの頂点に君臨し続けた。数字だけ見ても、ちょっと異常なレベルの選手だ。

 

ドラフト25位から「怪物」へ——19歳でメジャーの舞台に立つ

マイク・トラウトは1991年8月7日、ニュージャージー州バインランドに生まれた。

 

2009年のMLBドラフトで、ロサンゼルス・エンゼルスが1巡目全体25位で指名。1位ではない。25位だ。

 

そして2011年7月8日、19歳11ヶ月でメジャーデビューを果たす。

 

翌2012年には、史上最年少で30本塁打・30盗塁を達成。打って走れる5ツールプレイヤーとして、ア・リーグ新人王に輝いた。ドラフト25位の青年が、わずか3年でリーグの顔になった。

 

MVP3回・オールスター11回——2012〜2019年の「無双」時代

Baseball-Reference.comの記録を見ると、トラウトの受賞歴は壮絶だ。

 

マイク・トラウト 主要受賞歴

 

・MVP:3回(2014年・2016年・2019年)

・オールスター選出:11回

・シルバースラッガー賞:9回

・新人王:1回(2012年)

 

2014年にはMLB史上6人目となるレギュラーシーズンMVPとオールスターMVPの同時受賞も成し遂げている。

 

2012年から2019年の8年間で記録したWAR(勝利貢献指数)は70.3MLB.comによれば、同時期にWAR50を超えた選手は他に一人もいなかった。文字通り、別次元の選手だったわけだ。

 

通算打率.293、406本塁打——「現役最高」の看板は伊達じゃない

2025年シーズン終了時点で、トラウトの通算成績はこうなっている。

 

通算打率.293。本塁打406本。打点1,022。安打1,762本。

 

FanGraphsの通算WARは87.5以上で、現役選手トップ。

 

2012年から2019年の8年間におけるwRC+は174でMLB最高。wRC+は100が平均だから、平均的な打者の1.74倍の打撃力を8年間にわたって維持し続けたことになる。

 

こんな選手は、たぶんもう出てこない。

 

マイク・トラウト図解1

 

年俸推移と430億円の巨額契約の全貌

2019年3月、トラウトはMLB史上最高額の12年総額4億2650万ドル(約430億円)で契約延長した。年平均57億円。だが今、この契約は「史上最大の不良債権」と呼ばれ始めている。

 

12年430億円——MLB史上最高額の「完全ノートレード」契約

2019年3月20日。エンゼルスはトラウトと12年の長期契約を結んだ。

 

Spotracによると、契約の中身はこうだ。

 

トラウト契約の概要

 

・総額:12年4億2650万ドル(約430億円)

・年平均:約3554万ドル(約57億円)

・契約期間:2019年〜2030年

・完全ノートレード条項付き

・オプトアウト(途中離脱権)なし

 

注目すべきは「完全ノートレード条項」だ。トラウト本人が同意しない限り、エンゼルスはこの契約をトレードで他球団に移すことができない。

 

そしてオプトアウトもない。つまり、トラウトが怪我をしようが成績が落ちようが、エンゼルスは2030年まで年俸57億円を払い続ける。

 

契約当時は「当然」だった——2019年のトラウトは紛れもなく世界最高の選手

今になって「不良債権」と叩かれているが、契約を結んだ2019年の状況を思い出してほしい。

 

トラウトは当時27歳。8年連続でWARリーグトップ級。MVP2回を受賞済みで、この年に3回目のMVPを獲る。

 

27歳のMVP級選手に長期契約を提示しない球団は存在しない。

 

MLBの年俸高騰トレンドを考えれば、むしろエンゼルスが「安く抑えた」とまで言われていた。

 

問題は、この後に起きた怪我の連鎖を誰も予測できなかったことだ。

 

年俸57億円の「不良債権」——米メディアが突きつけた厳しい現実

THE ANSWERは、米メディアがトラウトを「No.1不良債権」と指摘したことを報じた。

 

年俸57億円に見合うパフォーマンスが出せていない。これは事実だ。

 

2021年以降の4シーズンで、トラウトが出場できた試合は合計約266試合。フルシーズンなら648試合のところ、稼働率わずか41%

 

契約は2030年まで残っている。FA権が発生するのは2031年。あと4年、エンゼルスは毎年57億円を払い続ける。

 

マイク・トラウト図解2

 

怪我の全歴史:2021年からの苦難と復活への道

2020年まではほぼフル稼働だったトラウトが、2021年を境に壊れ始めた。ふくらはぎ、背中、手、膝。毎年のように別の場所を痛め、フルシーズン戦えたシーズンは一度もない。

 

2021年〜2023年——ふくらはぎ→背中→有鉤骨、毎年「別の場所」が壊れた

CBS Sportsがまとめたトラウトの怪我の歴史が、あまりにも残酷だ。

 

トラウト 怪我の年表(2021〜2023)

 

・2021年:右ふくらはぎ故障 → 5月中旬から全休 → 36試合

・2022年:背中の故障 → 約1ヶ月離脱 → 119試合(この期間で最も健康)

・2023年:左手有鉤骨を骨折(7月3日・スイング中)→ 手術 → 82試合

 

3年で3つの部位。しかも全部が「別の怪我」だ。慢性的な持病が悪化しているのではなく、新しい場所が次々と壊れていく。

 

30代に入った体が、あの全力プレーに悲鳴を上げている。そんなふうにしか見えなかった。

 

2024年——左膝半月板「二度の断裂」で29試合の絶望

2024年は、トラウトのキャリアで最も暗いシーズンだったかもしれない。

 

4月29日、ESPNが報じた通り、左膝の半月板を損傷して手術。7月にリハビリで復帰を目指したが、リハビリ中に再断裂。シーズン全休が決まった。

 

出場はわずか29試合。打率.220、10本塁打、14打点。

 

同じ膝を2回壊す。これは選手にとって精神的にも相当キツい。「もう戻れないんじゃないか」という声が、ファンの間でも広がり始めた。

 

2025〜2026年——DH専任での「再出発」とWBC辞退

2025年、トラウトはライトフィールドで開幕を迎えた。だが左膝の問題は完全には消えず、途中からDH専任に移行。

 

MLB.com公式によれば、104試合に出場して打率.232、20本塁打、52打点、OPS.791。

 

全盛期の姿ではない。だが、104試合に出場できたこと自体が、2021年以降では最も安定したシーズンだった。

 

そして2026年2月。第6回WBCの米国代表に選ばれかけたが、保険問題で出場を断念。同時に「センターへの復帰希望」を表明した。

 

34歳のトラウトは、まだ諦めていない。残り4年の契約で、どこまで復活できるのか。430億円の価値を、今からでも証明できるのか。

 

その答えが出るのは、もう少し先のことだ。

 

マイク・トラウト図解3

 

マイク・トラウト プロフィール

 

・本名:マイケル・ネルソン・トラウト(Michael Nelson Trout)

・生年月日:1991年8月7日(34歳)

・出身:ニュージャージー州バインランド

・ドラフト:2009年1巡目全体25位(ロサンゼルス・エンゼルス)

・通算成績:打率.293、406本塁打、1,022打点、1,762安打(2025年終了時点)

・主なタイトル:MVP3回、オールスター11回、シルバースラッガー賞9回、新人王1回

・契約:12年4億2650万ドル(2019〜2030年)

・出典:Baseball-Reference.com / Spotrac

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